横浜健育高等学院 第2回卒業証書授与式

式次第学院長式辞法人挨拶(祝辞)送辞答辞

■式次第


式次第


■学院長式辞

卒業証書授与式にあたり、クラーク記念国際高等学校の成田課長様を始め、生徒の就労先企業様、小机地域の町内会長様等のご臨席を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、20名の3年生の皆さん、卒業おめでとう。
さきほど、みなさんに、横浜健育高等学院とクラーク記念国際高等学校の卒業証書を授与しました。
学院生活3年間が今日で終わり、就職して職業人となるもの、進学してさらに学びを深めるもの、引き続き就労を目指した取り組みを進めるもの、それぞれ道は分かれますが、いよいよ学院から旅立つ時を迎えました。
私からみなさんに、はなむけのことばを「詩」に託してみました。

平成25年4月、日本健育高等学院の新入生として、君たちは入学した。
その後、学院経営をしていた法人に思わぬ混乱があった。
あのころは、君たちに本当に心配をかけたね。
学院がどうなっていくのか、みんなが不安だったと思う。
平成26年7月には、社会福祉法人同愛会に学院の経営が変わることになり、新たに、横浜健育高等学院の生徒として、新横浜に移って学ぶことになった。

昨年8月、小机に新校舎が完成した。
うれしかったね。
移転のオープンセレモニーを行って、新たなスタートをした。
君たちが、ようやく安心して学ぶことができる校舎ができた。
君たちが、母校だと胸を張って誇ることができる校舎ができた。
私は今でも、その時のこみ上げる思いを忘れない。

学び合い。
中学校とは全く違った、高等学校の授業。
慣れない学習、教科書に沿った難しい勉強。
クラークに提出する定期的な報告課題、期末テスト。
大変だったね。本当に良く頑張ったね。
その成果が、今日の卒業証書だ。
「高等学校卒業」ただの資格じゃない。
社会的にものすごく価値のある資格だ。
これを得るために学院に入学した。
ひとりひとりの3年間の努力の積み重ねがあってこそ、今日、それを手に入れることができたんだ。
おめでとう、心からその努力を称えたい。

育ちあい。
健育でであった20名の仲間たち。
仲が良くなった人も、なれなかった人もいるかもしれない。
一緒にいると心強く励まされる。
反対に、声を聴くのも嫌だと思った時もあるかもしれない。
それが育ちあい。
知らず知らずのうちに、お互いが刺激し合って成長してきた。
かけがえのない仲間たちがいたからこそだ。
これからもずっと付き合っていける仲間たちだ。
大切にしてほしい、この出会いを。

高め合い。
君たちは、人としての自立を求めて学んできた。
人として自立するために、高め合ってきたんだ。
まず、自分をしっかりと見つめ、自分を知り、自分の考えをいろいろな方法で表現し、関わる人とのコミュニケーションを図り、常識的な社会規範を知って、それを実践する。
そして、働くことで、就職することで、経済的な自立を求めるために、学院での3年間があった。

先生方から教えを受けながらの学び合い。
仲間たちとの触れ合いの中からの育ち合い。
そして、社会の人々とのつながりの中での高め合い。
それが、君たちの3年間の学院生活だった。

横浜健育高等学院は新しい学院だ。
学院にはこれからの新しい伝統がほしい。
「伝統」ってなんだろう。
それは「社会的信用」をつくることだ。
就職する卒業生が、職場でまじめに一生懸命働き、この人に任せておけば大丈夫、そういわれるぐらいに評価され、いずれそれが、その人だけではなく、健育の卒業生だから健育の生徒なら大丈夫と、たくさんの企業から思われることだ。
これが「社会的信用」。
「社会的信用」は、築き上げるのがとても大変、しかも時間がかかる。
是非とも、まず君たちから少しずつはじめてほしい。
健育の新しい伝統づくりを。

健育から巣立っていく20名の若者たち。
君たちが、豊かで幸せな実り多い人生を営んでいくことを願っている。
みんなで応援しているよ。
さあ今一度、心から祝福しよう。卒業おめでとう。

さて、保護者の皆さま。
この18年間、それぞれのご家庭で大切に育てられたお子さんの卒業を、心からお慶び申し上げます。
さきほどの卒業証書授与の姿を、さぞかし感無量のお気持ちで見つめられていたのではと思います。
ここまでに至るには、どなたもがお子さんの成長のために、ときには迷いに迷った選択を行い、選択したのちにも、果たしてこれで間違ってはいなかったのかと悩まれたことも、幾度となくあったのではとお察しいたします。

当学院は、高等学校卒業の資格を取りたい。そして将来の自立と就労を図りたい。という生徒保護者の願いにこたえるべく、その希望を現実のものとするため、実社会への架け橋として学習や支援活動に取り組んでまいりました。
学院卒業は、学校教育のゴールとなる生徒がほとんどです。
それは、社会人としてのスタートラインに立つことでもあります。
これからのほうが、はるかに永く厳しい道のりが待っています。
ご家族の皆さまが、これからのお子さんの永い人生に、健康で豊かでそして幸せに、ともに歩んでいかれることを心からお祈りいたします。

ご臨席いただきました進路先企業の皆さま。
卒業生に働く機会を提供していただき、本当にありがとございます。
私どもは、3年間の学院生活の中で、生徒たちに必要な教育をできる限り行ったとは思いますが、企業の立場からは、まだまだ足りない面も多かろうと存じます。

これから始まる就労生活にて、是非とも卒業生を一人前の職業人に育てていただければと、切にお願いする次第です。

昨年8月、学院は小机地区に移転してまいりました。
地域の皆さまが、実に快く温かく迎えてくださいました。
日々の生徒の動向に気を配っていただき、安全に登下校できるよう見守っていただいているのも、大変ありがたく、心強い限りでございます。
学院が、さらに小机の地域にとけこんで、みなさまの良き隣人となるよう、力を尽くしたいと存じます。
生徒の卒業に際しましての御礼と共に、これからも末永いお付き合いを、どうぞよろしくお願い申し上げます。

わが学院は、全国でも珍しい教育と福祉を結びつけた「福祉型高等学院」です。
この長所を十二分に活用しながら、生徒・保護者のみなさんや社会のニーズにこたえるべく、学院教職員あげて全力で、日々の教育や支援活動に、これからも邁進する決意でございます。

最後に、本日ここにお集まりいただきましたみなみなさまの、ご健勝とご繁栄を祈念しながら、私の式辞といたします。

平成28年3月18日
社会福祉法人 同愛会
横浜健育高等学院
学院長 佐竹 誠司

■法人挨拶(祝辞)

同愛会1700名の役職員を代表してお祝いを申し上げます、横浜健育高等学院3年生の皆さんご卒業まことにおめでとうございます。保護者の皆さまにおかれましても、本日はご卒業まことにおめでとうございます。晴れのこの日をお祝い申し上げますとともに、お子様の健やかな成長を心よりお喜び申し上げます。また、ご列席頂いたご来賓の方々に厚く御礼を申し上げます。

さて、卒業生の皆さんにとって、この数週間は、学院はもちろん、ご家庭においても卒業モード一色だったのではないでしょか。
授業においては3年間の歩みや自身の成長の確認をしたり、ご家庭でも古いアルバムを出してきて幼い頃からの成長に思いをはせたりと・・・。
おそらく思い出のふりかえりは3年間というよりも生まれてから18年間の軌跡に及んだのではないでしょうか・・・。

高校を卒業する「18歳の春」という時季は、いくつかある人生の節目の中でも特に大きな意味を持っていると思います。それは、「生徒」と呼ばれ「子供」として親からも社会からもしっかりと守られている時期の終わりでもあり、一人の大人として実際に社会に出て行く人はもちろん、進学や新たな訓練の道に進む人も、これまで机を並べ共に生徒として学んできた身近な友人が、現実に社会に出て行くのを肌で感じることは、心の内において大きな壁を一つ越えて行く様な状況だと思います。

また、誰もが通過する「思春期」と呼ばれ、不安の真っ只中で意味もなくイライラし、何かと親に対して反抗的な態度をとっていた時季も、この「18歳の春」には、多くの生徒が卒業するのではないかと思います。

今、人生の大きな節目に立ち、希望に胸を膨らませつつも、同時に、漠然とした大きな不安やプレッシャーを感じて押し潰されそうな状況でもある、そんな18歳の皆さんに私から今日は一つの言葉をプレゼントしたいと思います。

それは「汗かけ べそかけ 恥をかけ 人生全て経験だ」です

どうですか?これからの皆さんにぴったりの、心に留めておきたいフレーズだと思いませんか。

実は同愛会が色々とお世話になっている、正観寺というお寺に行ったときに見かけたことばですが、皆さんに対して私なりの解釈をして説明してみたいと思います。

まずは、健育で3年間続けたように、今後も体を動かして汗をかくような習慣を身に付けていって下さい。ゲームやマンガばかりで家から出る事が少ない状況ではなく、スポーツでも散歩でもいい、人間まずは健康が第一です。

次に、涙を流す位の、嬉しい経験はもちろんですが、悲しい事や悔しい事も真正面から受け止めて自分自身の心が震えるような感動体験を多く積んでほしいと思います。それは、些細なことに動じることなく、ここ一番の時にしっかりと踏ん張れる強い心をつくるためです。

そして、まだまだ十代です、知らないこと分からない事が多いのは当たり前。
強がらず、尻込みせず、面倒くさがらずに積極的にたくさんの「初めて体験」をして下さい。
「初めて体験」を積み重ねる中で、自分の出来る事・出来ないこと、得意な事・苦手な事を知る事が出来ます。
きっと皆さんは、自分が思っている以上に自分自身が出来る事や得意な事が多いことに気が付く事でしょう。同時に、自分の出来ない事や苦手な事も把握する事が出来ます。この事こそが「自尊心を高め、自分を知る」事の第一歩です。

健育で学び、訓練をしながら目指してきた「自立」の基盤になる考え方は
自分で出来る(得意な)事は自分でする
自分で出来る(得意な)事を増やしていく
自分で出来ない(苦手な)事を把握して、そこは人に助けてもらうでしたね。

どうか、これから始まる新しい人生において
「汗かけ べそかけ 恥をかけ 人生全て経験だ」
この言葉を胸に、皆さんが、主体的で積極的な日々を過ごしていけることを願っています。

そして最後に一つだけお願いがあります。
皆さんが今日まで当たり前の様に着てきたその制服も、今日が最後になります、あと数時間のうちには脱ぐことになるでしょう・・・。
どうか、生徒として最後の制服を脱ぐ前に、自宅に戻ってからでもかまいません、ご両親に感謝の言葉を伝えて下さい。
人生の節目において、自分を支えてくれた大切な人へ恥ずかしがらずにしっかりと感謝の言葉を伝える事が出来る。これも大人になるための大事なことです。


卒業生の皆さんが、その素敵な笑顔で、自分らしく生き生きとした、幸せな人生を送っていけるよう心からお祈りして私からの挨拶といたします。

本日はまことにおめでとうございます。

平成28年3月18日
社会福祉法人 同愛会
横浜健育センター
統括所長 中田 聡

■送辞

頬を伝わる風が和らぎ、日ごと桜の蕾みも膨らみ始め、本日はさらに、卒業される皆様の喜びが全身から伝わりこの会場が春満開に感じられます。

先輩方ご卒業おめでとうございます。
皆様の卒業式がこんなに早く来るとは信じられない様な気持ちとともに、寂しさがこみ上げてまいります。

皆様との思い出には、2年前の私たちの入学式があります。不安で一杯の私達の為に先輩方が「オリエンテーション」を企画して下さった事を、今でも思いだします。そのお陰で、学院生活に直ぐに馴染む事ができました。ありがとうございました。
また、表現活動で行った「どいてんか」「地引き網」などの群読では、先輩たちに引っ張って頂き、人前で堂々と大きな声を出せる切っ掛けとなりました。
ラポールでの運動では、卓球やバスケット、サッカーなど一緒に活動しスポーツの楽しさを教えて頂きました。
分からない事、困った事があれば助けて頂きました。

私たちが2年生になってからは、先輩方との関わりが少なくなっておりましたが、休憩時間や登校の道すがら先輩方からの声掛けや応援して下さる気持ちは伝わってまいりました。

私たちは、いつも先輩方の背中から学ばせて頂いておりました。
私たち在校生も先輩方が築かれた本校の素晴らしい伝統を守り受け継ぎ、悔いの無い高校生活を送る為に、一層精進を致します。

本日、皆様は卒業致しますが、卒業後、時には母校を訪ね元気なお姿を見せて下さるとともに私たちを励まして下さい。是非お待ちしております。

最後になりましたが、卒業生の皆様のご活躍とご健康をお祈りし送辞と致します。

平成28年3月18日
横浜健育高等学院
在校生代表 二年 田中 奨

■答辞

本日は私達、第二期卒業生のためにこのような素晴らしい式典を挙げていただき、まことにありがとうございます。
また、お忙しい中ご出席くださいましたご来賓の皆様、先生方、保護者並びに関係者の皆様に卒業生を代表して、心よりお礼申し上げます。

入学当初は、新しいクラスメイト、新しい先生、全く違う環境に私はとまどいと緊張がありました。しかし、クラス全員が話かけてくれたり、担任の先生が優しく接してくださったので、次第に緊張もほぐれていきました。
一年生の時、一番思い出に残っているのは、ハマピックのサッカーの試合です。負けてしまいましたが、先輩方と一緒に練習をし、頑張りました。
十月には長期スクーリングで、北海道に行きました。
小樽では班行動となり、白い恋人のソフトクリームを食べた人、なんと、六段になったソフトクリームを食べた人もいました。
最初はあまり仲良くできなかった人とも、2泊3日の旅行の中で、話しをしたり、遊んだりして、とても楽しく過ごすことができました。
この2泊3日で、クラスが一つにまとまった気がしました。

二年生の六月には、北新横浜から新横浜の仮校舎に移転しました。北新横浜から離れるのは少しさみしいという思いもありました。
十月には沖縄旅行に行きました。
すべて班に分かれて行動し、美ら海水族館、沖縄ワールドなど、自分たちで話し合い、企画することができたのは、とても楽しく、とても心に残っています。
三年の八月には小机に新しい校舎ができ、二度目の校舎移転となりました。高校三年間で二度も校舎移転をすることは、めったにできないことでしょう。
小机の新校舎は、木の香りのするとても素敵な校舎でした。
ここが私達の母校になるということを、とても嬉しく思いました。

本当に、三年間はあっという間でした。
この母校から旅立っても、私達は横浜健育高等学院で学んだ多くのことを、きっと忘れません。

改めまして、今日という日まで導いて下さった、担任の花岡先生。実習先の事、就職の事、最後まで一緒に考えて下さってありがとうございます。
モニタリングの時に、色々な相談を聞いていただきありがとうございました。怒られることもありましたが、先生とは、モンストの話やサッカーの話をしたことが、楽しくて、とても心に残っています。
金子先生。運動やパソコンの、様々な技術や知識を教えていただきありがとうございます。とくにパソコンの技術や知識を、これからの仕事にも活かしていきます。先生の冗談や楽しい話で、クラス全体がいつも笑いのうずでした。
花岡先生、金子先生、本当に本当にありがとうございました。

そして最後に、お母さん、いつも私のことを考えてくれてありがとうございます。お母さんは怒ると怖いけど、お母さんの明るさにいつも元気づけられてきました。
十八年間、私の事を育ててくれてありがとうございます。
これからは社会人として、一生懸命生きていきます。

最後になりますが、私達は高校の卒業資格を取るために、横浜健育高等学院に入学し、本日二十名全員卒業することが出来ます。
佐竹学院長、中田センター長、先生方、ご来賓の方々、保護者の皆様に心から感謝をし、私の答辞とさせていただきます。

平成28年3月18日
横浜健育高等学院
卒業生代表 渡部 直輝